更新日:2023年5月10日 / 木村
木村です。
令和5年3月22日、国土交通省が令和5年の地価公示結果を発表しました。以下は、その要点です。
一方、全用途の下落率では、北海道が下位10地点のうち4地点を占めています。奈井江町、赤平市、むかわ町、夕張市などは高齢化や人口減が進んでおり、札幌圏への人口集中が地価にも強い影響を与えていることが分かります。
最も高い公示価格の地点は東京・銀座4丁目であり、店舗収益の回復やインバウンド需要の回復への期待感により、前年までの下落から上昇に転じました。
また、新型コロナの影響で地価が下落していた繁華街や観光地(例:大阪市中央区道頓堀地区、石川県金沢市武蔵町地区、岐阜県高山市古い町並地区など)でも、今回は上昇が見られました。
今回の地価公示では、新型コロナの影響が大きかった地点を中心に地価の回復傾向が明確になりました。ただし、三大都市圏や地方四市を除く地方圏では、依然として地価の下落が見られます。
ただし、地方四市以外の地方圏でも、熊本県の菊陽町では、世界最大の半導体メーカーの工場進出により地価が上昇しています。したがって、地方圏内でも上昇要因のある地域とない地域とでは、地価の二極化が進んでいく可能性があります。
PS
千歳市も半導体工場が、、、、、