更新日:2022年7月25日 / 山田
6月の消費者物価指数(コア指数)が2.2%上昇となったそうです。
日銀の目標とする2%を3ヶ月連続で超えているそう。
特に都市ガス21.9%、電気18%の上昇が大きいようです。
日銀は2%のインフレ目標を掲げて金融政策を決定しているので、目標を超えている為良いのかというとそうではないですよね。
景気が良くなり、企業の売上・利益が増加し、働く従業員の給与が上がり、更に消費が増加して景気が良くなる。
その結果、物価が2%程度上がっている、というのが理想、目標だと思います。
今の物価上昇は世界情勢の影響を受けてエネルギー価格が上がり、円安の影響もありどんどん物価が上昇します。
その為、家庭も企業もコストが増加。
企業はその分を売上に価格転嫁できなければ利益は減少します。そうなれば従業員の給与を上げることなんて出来ないので、家庭も支出だけが増加し生活が苦しくなります。
だからこそ日銀は金利を上げず、金融緩和策を継続しているということですね。
ただ、それが他の先進国の金利と乖離していくので、円安は収まらない。
難しいですが、各企業がしっかりと利益を確保できるだけの売上増加ができるかどうかが問題かと考えています。