更新日:2020年2月13日 / 事務所便り
昭和・平成・令和と、様々な技術革新があり、20年前では夢のように思っていたことも実現している時代になりました。
例えば、20年前は、携帯電話は、肩にかけていたような気がします。
それが今では、手のひらサイズの画面付き携帯電話なんて、動画も撮影できるなんて
想像すらできないモノだったと思います。
このような技術の発展によりもたらされたことは、人間のための利便性だけではないと思います。
そこで、今回は、あるサイトから見つけた感動した、事例を紹介したいと思います。
●紛争地域をつなぐ、1つの自販機。リンク先をご覧ください。
(映像:Coca-Cola Small World Machines – Bringing India & Pakistan Together)
●状況
インドとパキスタンでは、50年以上、政治的対立が続き、両国には、世界で最も危険な紛争地域と呼ばれる一帯も存在しています。
50年以上この状態ということもあり、市民の中には、相手も知らずに敵意を抱く人も存在しています。
●企画内容
こうした状況の中、インドとパキスタンに住む人々をつなぐために、コカ・コーラ社が、「Open Happiness」という企画を実施しました。
インドとパキスタンのそれぞれのショッピングモールに自販機を設置し、それを通して2か国間の対立を乗り越え、人々の交流を図ろうという企画です。
●設置された自販機
用意された自販機には、カメラとタッチスクリーンが取り付けられていて、それらの機能により、自販機の前に立つ人同士でリアルタイムに様子がうかがえるようになっています。
●自販機を通して行われたこと
自販機の前に立つ人同士で、一緒にダンスをしたり、タッチスクリーンにハートをなぞったりと様々なミッションに取り組みます。
見事クリアすると、お互いに無料でコーラを1本手に入れることができる仕組みになっています。
手に入れたコーラで、カメラを通じて乾杯!なんてこともできるのです。
●簡単なテクノロジーが生んだ大きな感動!
この映像を見たときに、現在当たり前のように使われている、テレビ電話の技術と、スマホについているようなタッチスクリーンの技術が、歴史的な問題を解決する糸口になる可能性があり、大きな感動を生むのだなと感じました。
●最後に
周りに目を向けてみると、技術の発展があったからこそ実現されている感動が、たくさんあります。遠く離れた家族同士がTV電話で会話できたりと
ITをただの利便性向上の道具ではなく使い方によっては、感動を生むんだ! ということが、改めて感じられました。