更新日:2019年7月31日 / 木村
木村です。
先日、参院選が終わりました。
その結果は、NHKのサイトによると
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/2019/
となっています。
ここで、復習として各政党の選挙公約について、おさらいしておきたいと思います。
【自由民主党】
・人生100年時代に対応した年金制度の構築に向けて、厚生年金の適用拡大を進めるとともに、年金受給開始時期の選択肢の拡大、私的年金の活用促進等を進めます。
・誰もが意欲と能力に応じて活躍できるよう、女性活躍、障害者雇用、治療と仕事の両立支援を推進します。特に就職氷河期世代の人に対する就職支援・生活支援の充実、勤労者皆社会保険の実現(社会保険の適用拡大)等を進め、子供から高齢者まで、全ての世代の生活を支える人生100年時代のセーフティネットをつくります。
・病気の予防、重度化防止、いのちを支える高度な医療を提供するため、データヘルスやゲノム医療を推進するとともに、人手不足が課題となっている医療・福祉現場で、AI、センサー、ロボット、介護補助具等を活用し、医療・福祉分野の生産性向上を図ります。
・介護・福祉人材の確保と介護の受け皿整備を進め、介護離職ゼロを実現するとともに、介護予防・フレイル対策、共生と予防を柱とする認知症対策を進めます。ICT化の推進により介護・福祉現場のペーパーレス化を進め、介護職員がケアに専念できる環境を作ります。
・障害のある方の自立と社会参加のため、スポーツ、芸術・文化活動の振興、福祉、医療の充実に努めます。併せて、引きこもりの方、生活困窮者への支援、断らない相談を含め包括的な支援体制の構築など地域共生の取組を強化します。難聴児、医療的ケア児への支援など子供たちの育ちを支える取組みを進めます。
自由民主党「令和元年参院選選挙公約」
https://special.jimin.jp/political_promise/
更に細かな政策は、こちらをご参照ください。
自由民主党「総合政策集2019 J-ファイル」PDF
【立憲民主党】
・暮らしの安心に欠かせない介護・医療・保育などの分野で賃金を引き上げます。
・医療・介護・保育・障がいに関する費用の世帯の自己負担額合計に、所得に応じた上限を設ける総合合算制度を導入します
・安心して医療や介護が受けられるよう年金の最低保証機能を強化します。
立憲民主党「参院選公約 立憲ビジョン2019」
【国民民主党】
・介護サービスの質を確保し、いのちや暮らしの基盤を立て直すため、全ての介護職員の賃金を引き上げます。また、かかりつけ医と訪問看護など医療と介護の連携推進、在宅サービスの充実、配食や見守りなどの促進を行い、「地域包括ケアシステム」の構築と定着を進めます。さらに、認知症予防事業や認知症患者の徘徊対策などを推進します
・医療・介護・障害福祉等にかかる自己負担の合計額に上限を設ける「総合合算制度」を創設します。
国民民主党「新しい答え2019」
【公明党】
・高齢者の就労を進める在職老齢年金制度の見直し、被用者年金のさらなる適用拡大
・所得の少ない高齢者の年金に月額最大5,000円を上乗せし、介護保険料を軽減
・認知症の人の心身の特性に応じたリハビリや予防・介護方法の研究を進めるとともに、根本治療薬などの研究開発費を大幅に拡充しつつ、「共生社会」の実現を
・認知症施策の推進
・介護サービスの充実
・年金のセーフティネット機能の強化など
更に細かな政策は、こちらをご参照ください。
公明党「参院選2019マニフェスト」
【日本共産党】
・介護保険の連続改悪をストップさせ、高齢者も現役世代も安心できる公的介護制度をめざします
・特養ホームの待機者をゼロに――国策転換で「介護難民」を解消します
・サービスとりあげ中止、利用料・保険料減免――「必要な介護が保障される制度」に
・介護・福祉労働者の労働条件改善、介護報酬増額――提供体制を強化します
・現行制度の不合理をただし、介護保険・介護報酬の改善をすすめます
・貧困・病気・孤立など高齢者の困難を解決する福祉・医療体制を構築します
更に細かな政策は、こちらをご参照ください。
日本共産党「2019参議院選挙政策」
【日本維新の会】
・働いても年金が減らない制度構築
・高齢者の「働く」、「学ぶ」を支援
・高齢者の雇用創出、年金支給年齢の段階的な引き上げ等年金制度の再構築
・公的年金を社会保険として受益と負担を均衡させるため賦課方式から積立方式に移行
・世代間再配分から世代内再配分へ
・医療・リハビリ・介護・福祉の連携によるいのち輝く未来社会の実現
・自立支援に軸足を置いた介護の推進による健康寿命の延伸
日本維新の会「第25回参議院議員通常選挙 日本維新の会マニフェスト」PDF
【社会民主党】
・要支援者・軽度者サービスの保険給付はずし、訪問介護・通所介護などの利用制限、繰り返される介護サービスの縮小をやめさせます。介護利用料の2割負担、3割負担の撤回を国に求めます。利用料・保険料の減免制度に取り組みます。
・特別養護老人ホームを増設し「介護難民」の解消に取り組みます。特養建設に対する国庫補助を復活させるとともに、用地取得などの支援を行います。
・介護報酬を引き上げるなど、介護従事者等の賃金の引き上げと処遇改善を図ります。介護人材の養成、確保に取り組みます。
社会民主党「2019年 参議院選挙 選挙公約」
※ここでは、政党要件を満たした政党の公約についてご紹介しています。それ以外の党の公約については、各党のホームページ等でご確認ください。